合宿ごはん

2018.10.26

合宿やこども会で大人数の食事を用意することになったけど、さぁどうしよう。
普段の家族の食事なら目分量で適当に作れるけど、さすがに50食、100食だとなかなか見当が……。

そんな時に押さえておきたいポイントをご紹介します。

1)そもそも食品を提供可能か?

PTAのバザーやイベントなどでの不特定多数の方への食事の提供は、保健所の許可を得る必要があります。
主催者側が申請する必要がありますので、主催者は地域の保健所へ問い合わせを。
地域によっては提供してはいけないものなどもありますのでご注意くださいね。

調理施設つきの公民館などを借りる際も、調理室以外での飲食が禁止だったりする場合があるので、会場へも確認しましょう。
私も公民館を借り切って調理室で作った食事を集会室で食べる計画を立てていたらNGが出てしまったことがありました。

2)調理場所・調理器具・食器の確認

何が借りれて、何が持参必要かを事前に確認しておきましょう。
野菜を切る方を5人手配したのに、包丁が2本しかなかった!
じゃがいもを大量に使うのに、皮むきがなくてがんばって包丁でむいた!などの緊急事態は意外と発生します。

食器は人数分あるか確認しておきましょう。
人数分より多めに用意しておくと安心です。
また、施設に備え付けの食器がセパレートタイプのお皿などの場合、区切りに合わせたメニュー構成を考える必要があるので、どのようなタイプの食器があるかも確認しましょう。

3)メニュー・レシピの決定

調理場所や調理器具の都合で、ある程度メニューは限られると思います。
よく作られるのは、カレーや豚汁などでしょうか。
ここで大事なのが「オーソドックスな味付け」をチョイスすること。
料理が得意な人が陥りやすいのが「オリジナルの味付け」「オリジナルの隠し味」を入れたくなってしまうこと。

万人に好かれる味はありません。小学校のどんなに人気メニューでも、嫌いな子は必ずいます。うちの長女はカレーライスが大嫌いで、うちの三女はハンバーグは食べません。うちの次女の大好物ブロッコリーは、嫌いな子も多いでしょう。
我が家は豚汁に必ず白菜を入れますが、入れないお宅がほとんどで、生姜焼きの味付けは生姜とお酒とお醤油のみですが、みりんかお砂糖を加えて甘辛い味付けが一般的ですよね。

でも、できるだけみんなが安心して食べられる味付けを心がけましょう。
何がオーソドックスか不安な場合は、レシピをいくつか検索して見比べてみると何がスタンダードか見えてくると思います。

おまけ)アレルギー対応について

食事を提供する可能性がある場合、アレルギーの有無を事前に調査しておきましょう。
また、どの程度ダメなのかも合わせて保護者に確認し、対応が難しそうであればメニューをお伝えして似たようなものを別途用意していただくようにしましょう。

例えば、市販のプリンを出す予定で、卵を使ったプリンがダメで、ゼリーであれば食べられるという程度であれば、全員分をゼリーにする事で対応できますが、メニューがカレーライスで、小麦粉アレルギー。一見問題ないように思ってしまうかもしれませんが、市販のカレールーには小麦粉が使われているので食べる事が出来ません。

アレルギー持ちのお子さんがメンバーにいる場合には、よく保護者と打ち合わせをしましょう。

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