くまとお月さま

子どもが小学校へ上がって、膨大な紙のお手紙をもらって来ることに衝撃を受けました。
連絡網はメールではなく固定電話の伝言形式だし、おやすみの連絡は近所の同級生に連絡帳を託す。
イベントの出欠は、一人分づつ担当者がアナログで管理？　会議は顔を突き合わせて？
こんな面倒な事をやっているの？

できる事はITサービスを上手に使って簡略化しましょう。

まず、環境を調査しましょう

1.　どの部分をIT化できたら楽になるか。

IT化することで労力が増えるなら本末転倒です。得意な人も、苦手な人もいるので、どこまでをIT化するのか見極めが大事です。
PTAなどでは、次年度の方に引き継ぎが可能なものでなければいけません。今年は得意な人がいたからいいけど、来年の人は使えないなどと難しいものは避けましょう。

2.　どんな人が使うか。スマホは持ってる？パソコンは使える？インターネットは？

30代のスマホ普及率は90％を超えているそうですが、さて、実際に使う人はガラケーじゃない？　スマホは？　パソコンはどの程度使える？
どのあたりもしっかり調査しましょう。
私が今関わっているPTAや非営利サークルの保護者会など、スマホ率100％の団体とスマホ率70％くらいの団体が半々です。新しいアプリの利用に抵抗がない方、スマホ持ちたがらない方、スマホは持っているけど頑なにLINEは拒否する方、いろいろいらっしゃるのでみんなの意見を尊重して落とし所を決めましょう。

また、実際使用したい場所の環境も確認することが大事です。
娘の公立小学校のPTA室にはパソコンはありますが、ExcelやWordすらインストールされていません。ネットにも接続されていないので、せいぜい家で作ってきたPDF文書をプリントアウトするくらいにしか使えません。隣の小学校のPTA室のパソコンはインターネット接続可だそうですが、プリンターに接続されていません。
当然使えるでしょうという思い込みを捨てて、確認しましょう。